購入したボードにフルチューンナップを施し、ワクシングもすませたら今度はバインディングのセットアップです。あなたのボードにはきちんとバインディングがセットアップされていますか?
きちんとしたセットアップ方法がわかっていて、ご自分で取り付けができる方なら問題ありませんが、そうでない方は購入されたお店や友人などにお願いするしかないですよね。
でも、そのお店や友人がきちんと理解していなかったり、間違った知識で取り付けられている場合が非常に多く見られます。そうなるとボードの性能うんぬんの話ではなく、上達の妨げになるばかりか、まともに滑ることも不可能になりますよね。そうならないためにもちゃんとしたショップで購入してきちんとセットアップしてもらいましょう!
注 ライダー(そのボードを使う人)の好みにもよってセッティングは変わりますのでここから先は一般論として聞いてくださいね。

取り付け位置と長さの調整 長さを調整できる穴がたくさん!
長さの調整ができてないと、締め付けや開放がうまくできなかったり、きちんとブーツをホールドしてくれません。それにストラップのパッドの部分がブーツのきちんとした位置に収まらないと足の痛みにつながります。バインディングにもよりますが、ほとんどの場合、トゥー、アンクル共にストラップを取り付ける位置を変更できるようになっています。アンクル側はメーカー出荷時のままでほとんど対応できると思いますが、トゥー側は調整が必要な場合が結構あります。
場合によっては、右と左の取り付け位置を変える場合もありますので注意してください。
取り付け位置の不具合でこれまた足の痛みが出やすくなったり、ターン時のボードの反応低下を招くこともあります。

このようにボードからはみ出ていてはいけません 自分のブーツサイズに合わせて出し幅を調整しましょう
*ご自分のブーツの大きさに合わせて調整します。ボードからはみ出さないようにして下さい。
バインディングによってはこれが調整可能なものがあります。
このパーツの効果はトゥーサイドのターン時に効果絶大で、ドラグを防ぐためにつま先上がりになったブーツのソールとバインディングベース(ボード)の隙間を埋めて反応を良くします。
ただ、同じサイズのバインディングでも使用されるブーツの大きさは数センチも違ってくるのでブーツの正しい位置にフィットするように調整をします。

 

最小時 最大時
ブーツを床に置いて、横から見てみてください。ブーツは直角には立っていないですよね。どんなブーツでもいくらか前傾していると思います。
これはスノーボードというスポーツが常にひざを曲げて行う運動だからです。
そうなると当然ハイバックも直角に立っていてはまずいですよね。
ブーツの角度に合わせるか、あるいは実際に滑ってみて好みの角度に調整してやります。
ハイバックの前傾がきつくなればヒールカップ部との間に隙間が生じますので、その隙間がなくなるようにハイバックの取り付け部を調整しなおしてやる必要があります。

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